オーベルカッセル(読み)おーべるかっせる

世界大百科事典(旧版)内のオーベルカッセルの言及

【新人】より

…更新世に人類が生存していなかったと断定するキュビエ説がまだ広く信じられていた当時としては,カトルファージュらの結論はまさに画期的ということができるが,これに類似する人骨がその後,ヨーロッパ,西アジア,北アフリカの,オーリニャックおよびマドレーヌ文化期もしくはそれに並行する後期旧石器時代の遺跡から相次いで発見され,それらがすべて新人に帰属することが明らかにされている。ヨーロッパにおける化石現生人類の主要な出土遺跡は,ベルギーのアンジ,フランスのラ・マドレーヌ,クロマニョン,ロージュリー・バス,ル・プラカール,コンブ・カペル,ソリュートレ,イギリスのギャリー・ヒル(2万2500年前),イタリアのグリマルディ,ドイツのオーベルカッセル,チェコのプシェドモスティ(2万6000年前),ブルノ,ロシアのコスチョンキ(1万4300年前),スンギル(2万2000年前)など,北欧を除く広範な地域に分布している。これらヨーロッパの化石現生人類は,時代的にも2万年近い幅があるので,その特徴は必ずしも一様でなく変異に富んでおり,かつてはクロマニョン型,シャンスラード型(シャンスラード人),グリマルディ型(グリマルディ人)の3類型に区分されていた。…

※「オーベルカッセル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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