世界大百科事典(旧版)内のオール・ホワイト型の言及
【甲冑】より
…一度落馬すれば重甲が自由な活動を妨げたので,歩兵でも比較的容易に重量のある矛で撃ち殺し,あるいは捕虜とすることができたのである。甲冑鋼材の表面は平滑に磨き上げ,光を受けて輝くように仕上げるのが普通で,そのためにオール・ホワイト型(アルネ・ブラン型)甲冑と呼ばれたが,15世紀末以降は線刻,浮彫,金銀象嵌を施したものが出現する。鋼材に縦に微細な褶曲を入れることによって,材質を厚くすることなく強度を増す技術が開発されると,特に1510年ごろから30年ごろまでマクシミリアン型甲冑と呼ばれて流行した。…
※「オール・ホワイト型」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」