お七火事(読み)おしちかじ

世界大百科事典(旧版)内のお七火事の言及

【八百屋お七】より

…吉祥寺門前に住むならず者の吉三郎が,火事場泥棒をするためお七に放火を勧めたという。西鶴の《好色五人女》(1686)や浄瑠璃,歌舞伎で取り上げられるにつれ,お七が焼け出された1682年の大火をお七が放火した火事のように脚色し,〈お七火事〉と呼ぶようになった。【池上 彰彦】 火刑の3年後,西鶴の《好色五人女》の刊行で名高くなり,元禄期(1688‐1704)には歌祭文にうたわれて,小姓吉三とともに浮名を流した。…

※「お七火事」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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