世界大百科事典(旧版)内のお前立ちの観音の言及
【大乗寺】より
…当寺の中興密英が無名時代の応挙を援助したため,応挙が再興に協力し弟子たちがそれにならったもので,円山四条派一派の描いた襖絵などは165面に及び,屛風,衝立(ついたて),掛軸などもある。観音堂(本堂)の本尊観音立像は檜材一木造で平安後期の作,〈お前立ちの観音〉も檜材一木造のさらに古様の聖観音立像で,客殿の内仏の十一面観音立像とともに3体とも重要文化財である。【石田 善人】。…
※「お前立ちの観音」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」