カイス(読み)かいす

世界大百科事典(旧版)内のカイスの言及

【ライラとマジュヌーン】より

…アラブ世界では〈マジュヌーン・ライラ〉として知られる。家柄も教養も良く育った2人であったが,詩才豊かな主人公カイスは恋人ライラの名前を,ある詩の中に叙してしまったために,恋人の家柄を著しく傷つけ,そのため求婚も拒絶されてしまう。恋人が他人に嫁ぎ,癒されぬ恋の病いはカイスを発狂させ,マジュヌーン(狂人)と呼ばれながら砂漠をさまよい,恋人の幻影を追い求める。…

※「カイス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む