カザミアン,L.(読み)かざみあん

世界大百科事典(旧版)内のカザミアン,L.の言及

【ユーモア】より

…ただし外国文学者の中には,英語により忠実な〈ヒューマー〉を好む人もいる。 ユーモアとは何か,を学問的厳密さをもって論じることは不可能に近く,フランスの英文学者で,《イギリス・ユーモアの発達》(1930‐52)という大著を書いたカザミアンLouis Cazamian(1877‐1965)は,すでに1906年に〈なぜユーモアは定義できないか〉という論文を発表しているほどである。ユーモアは単なる笑い,滑稽,ひょうきんとは違うもので,そこに〈ペーソス(哀しみ)〉の要素が混じる,複雑できわめて矛盾に満ちたものである。…

※「カザミアン,L.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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