《カシリ》(読み)かしり

世界大百科事典(旧版)内の《カシリ》の言及

【朝鮮文学】より

…しかし民謡の一部は口承によって伝わり,のち李朝時代に《楽学軌範》(1493)と《楽章歌詞》(16世紀前半の中宗・明宗代編集)に採録され,その朝鮮語の歌詞を知ることができる。これらの〈高麗俗謡〉は20余首が残されているにすぎないが,いずれも秀歌のゆえに長く伝承されたものであり,母への思慕を歌った《思母曲》,恋人との別離を惜しみ嘆いた《カシリ》と《西山別曲》,歳時風の《動動》は,朝鮮古典詩歌の精華である。高麗時代はたび重なる外寇と内乱で民衆は塗炭の苦しみにあえいでいたに相違ないが,俗謡にみられる彼等の感情は豊かで,自由とたくましさがある。…

※「《カシリ》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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