世界大百科事典(旧版)内のかす取焼酎の言及
【カストリ雑誌】より
…1946年ごろから数年間にわたって発行された大衆的娯楽読物の俗称。第2次世界大戦後,それまで統制されていた言論活動はせきを切ったように活発になり,当時は活字であればなんでも売れた。戦中の統制下で休刊を余儀なくされていた雑誌《新潮》《文芸》が45年に,《中央公論》が46年に復刊され,同年には《世界》《展望》なども創刊されている。このような状況の中で目だったのがカストリ雑誌である。これらは戦中抑圧されていた性の解放が一気に噴出したものといえ,内容はほとんどが性風俗を中心とし,刺激の強さを売物にした。…
【焼酎】より
…ちなみに神谷伝兵衛は1882年〈蜂印葡萄酒(はちじるしぶどうしゆ)〉を発売,のちに東京浅草に神谷バーを開き,〈電気ブラン〉の名を高からしめた人物である。 本格焼酎は製造法によって,もろみ取焼酎とかす取焼酎とに分けられる。現在のもろみ取焼酎は,黒こうじ菌系統のカビでつくったこうじと水の混合物に酵母を培養した酒母(一次もろみという)に,蒸したデンプン質原料と水を加えて二次もろみをつくって発酵させたあと蒸留するもので,アルコール以外の揮発成分を多く含んでいる。…
※「かす取焼酎」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」