世界大百科事典(旧版)内のかす汁の言及
【酒かす(酒粕∥酒糟)】より
…江戸時代に入り焼酎の製造技術が伝来し,新かすをせいろうで蒸留したかすとり焼酎がつくられるようになり,その蒸留かすは稲作の肥料として米収を増加させ,またかす酢(〈酢〉の項目を参照)の原料ともされるようになった。板状のかすは板かすと呼ばれ,そのまま焼いて食用とし,またかすを湯にといて砂糖を加え即席甘酒として飲んだり,塩魚や野菜などとともにかす汁にする。清酒【菅間 誠之助】【松本 仲子】。…
※「かす汁」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」