《カタリーナ・ブルームの失われた名誉》(読み)かたりーなぶるーむのうしなわれためいよ

世界大百科事典(旧版)内の《カタリーナ・ブルームの失われた名誉》の言及

【ベル】より

…その後も,戦後のドイツ市民の生き方の道義的基盤を,その戦前戦中の行動への自己批判に求めようとする姿勢から,作品構成にも実験的意欲を見せた《九時半の玉突き》(1959),カトリック信徒の生態への批判が強い《道化の意見》(1963),戦時のロシア人俘虜を恋人にもった女性を主人公とする《婦人のいる群像》(1971)などの大作がつぎつぎに生まれる。反体制運動の一部が過激化してテロリズムを生んだとき,これを利用して市民の反共意識をあおり立てようとした通俗大衆紙に論戦を挑み,そのために経験した長期にわたる苦しい闘いからは《カタリーナ・ブルームの失われた名誉》(1974)という現代マス・メディア批判の作品が生まれた。【藤本 淳雄】。…

※「《カタリーナ・ブルームの失われた名誉》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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