世界大百科事典(旧版)内のカッパドキアの洞窟修道院の言及
【ビザンティン美術】より
…このほかコンスタンティノープル(ハギア・ソフィア),ベネチア(サン・マルコ大聖堂),シチリアの諸都市(チェファルーCefalù,モンレアーレMonreale,パレルモ)など広範囲にわたってすぐれたモザイク芸術が開花した。他方,小アジアのカッパドキアの洞窟修道院に壁画が多く残っており,その中には中央のビザンティン様式とは異なった,シリア・コプト様式とのつながりの認められる独自の様式を示すものがかなりある。この時期には写本画も最盛期に達し,《パリ誌篇》など古代色の強いものもある。…
※「カッパドキアの洞窟修道院」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」