世界大百科事典(旧版)内のカトリック両王様式の言及
【イサベル様式】より
…共にアルプス以北の系譜をひくシモン・デ・コロニアSimon de Coloniaとフアン・グアスJuan Guasによって確立され,バリャドリードのサン・グレゴリオ学堂やサン・パブロ教会ファサードにみられるように,北方ゴシックとムデーハルの様式との融合様式で,過剰装飾を特徴とする。イサベルの夫でアラゴン王のフェルナンドも加え〈カトリック両王様式〉ともいう。このゴシック末期の幻想的な過剰装飾傾向は,ルネサンス初期においてプラテレスコ様式に継承されていく。…
※「カトリック両王様式」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」