カナペ(読み)かなぺ

世界大百科事典(旧版)内のカナペの言及

【いす(椅子)】より

…優美な曲線をもち,花柄のタピスリーを張り,白鳥の羽毛を充てん材としたロココ様式のいすは座りごこちの良さと形態美の点でサロン生活には最適であった。腰幅の広いパニエを着用した貴婦人にはカナペcanapéという長いすが考案された。イギリスではアン女王の時代に湾曲したカブリオール脚がいすに採用され,軽快なロココ調のいすが流行した。…

【ソファ】より

…ソファの語は,オスマン・トルコの首相や高官などが宮廷の謁見の間でカーペットやクッションをのせて使用したベンチ(アラビア語でṣuffa)に由来する。フランスでは17世紀後期から宮廷や上流貴族の邸館で使用されるようになり,カナペcanapéともよぶ。1680年代の家具目録には,〈2人から6人用の長椅子〉と規定されている。…

※「カナペ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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