世界大百科事典(旧版)内のカバーリヌイ・ホロープの言及
【ホロープ】より
…彼らは,〈スルジーラヤ・カバラ〉と呼ばれていた〈労働義務を伴う負債証文〉によって返済までその身柄を債権者=主人に拘束されていたのであるが,いまや負債返却によって自由になる権利を剝奪されたのである。この新しい型の〈カバーリヌイ・ホロープ〉(債務奴隷)は,古い型の〈完全ホロープ〉と異なって,主人の死によって自由を獲得した。ホロープの事実上の農奴化は,以前からもあったが,特に17世紀後半に促進されていった。…
※「カバーリヌイ・ホロープ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」