世界大百科事典(旧版)内のカフィル戦争の言及
【ケープ植民地】より
…さらに34年には総督の下に立法・司法・行政の三権分立が確立された。一方,入植者の増加とともに東部国境は拡大され,1820年にはグレート・フィッシュ川,34年にはケイスカンマ川に達した(この間の入植者とアフリカ人との一連の戦いをカフィル戦争と呼ぶ)。しかし1833年の奴隷解放によって奴隷労働に依存してきたオランダ人農民(ボーア)は打撃を受け,イギリスの支配を脱して35年から内陸への移動を開始し(グレート・トレック),トランスバール共和国とオレンジ自由国を建国した。…
※「カフィル戦争」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」