世界大百科事典(旧版)内のカフーン・パピルスの言及
【医学】より
…古代エジプトの医学を直接示す資料としては,いくつかの医学に関するパピルス文書が残されており,いずれも完全に解読されている。最も古いのはカフーン・パピルス(前20世紀ころ)で,産婦人科と獣医学に関するもの,エドウィン・スミスのパピルス(前14世紀ころ)は外科,エーベルス(前17世紀),ハースト(前16世紀),大ベルリン(前14世紀)と名づけられたパピルスは処方集,ロンドンという名を冠するパピルス(前14世紀)は呪法を内容とする。ほとんど神秘的な粉飾のないものもあり,また呪術的,宗教的な色彩の強いものもある。…
※「カフーン・パピルス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」