世界大百科事典(旧版)内のカマルゴ協会の言及
【バレエ】より
…〈レニングラード・バレエ団〉の項参照)では,古典の忠実な保存,および優秀な外国の作品の紹介に意を用いている。 イギリスは長らくバレエの輸入国にとどまっていたが,1930年〈カマルゴ協会〉が生まれ,イギリスのバレエを創造する運動が起こった。この協会は二つのバレエ団〈ビック・ウェルズ・バレエ団〉と〈ランバート・バレエ団〉(ともに1931創立)によって,古典の再演と同時にイギリス人の手になる作品を上演し,ついにイギリス・バレエという名に価するものを樹立した。…
【マルコーワ】より
…ロンドン生れ,同地でアスタフィエワ,チェケッティらに師事し,14歳でバレエ・リュッスに入団,《うぐいす》(1926),《牝猫》(1927)の主役を踊る。イギリス最初のバレエ団であるカマルゴ協会Camargo Societyの公演(1931),およびバレエ・ランベール,ビック・ウェルズ・バレエ団で踊り,イギリス・バレエの発展に寄与した。欧米のバレエ団に客演することが多かったが,1935年ドーリンAnton Dolin(1904‐83)とともにマルコーワ=ドーリン・バレエ団を主宰した(1935‐38,1945)。…
※「カマルゴ協会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」