知恵蔵 「からくり人形」の解説
からくり人形
(築地達郎 龍谷大学准教授 / 2007年)
出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報
(築地達郎 龍谷大学准教授 / 2007年)
出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報
→からくり
…ヨーロッパ式の指人形と糸操りは,昭和に入ってから学校演劇にもとり上げられている。(d)からくり人形は,人形の体内に仕掛けをして,人形がひとりでに動くかのように見せるもので,それには,ぜんまい応用や,水銀,砂,水の圧力を利用するもの,また陰に人が隠れ,糸を引いて動かすものなどがある。江戸時代ではこれらが見世物として興行価値をもった。…
…漫画やアニメーション,またSFの中で活躍しているロボットがそれで,人工的につくられるので人造人間artificial man,人間に似たものであることからアンドロイド,ヒューマノイドhumanoidなどとも呼ばれる。有機体と機械を合成したサイボーグも広義のロボットといえ,さらにからくり人形(自動人形automata)の類もロボットの先駆形態と考えることができよう。ロボットという名称が初めて使われたのは,K.チャペックの戯曲《R.U.R.(エルウーエル)》(1920)においてである。…
※「からくり人形」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...