世界大百科事典(旧版)内のカラジョルジェビッチ,P.の言及
【セルビア】より
…ミロシュはナポレオン戦争後の国際情勢を巧みに利用して,自治を求める現実主義的な政策を採り,オスマン帝国との粘り強い交渉のすえ,1830年に完全な自治を承認された。
[近代セルビア王国の建国]
自治を獲得したセルビア公国には,カラジョルジェビッチKarađorđević朝とオブレノビッチObrenović朝とが形成され,近代セルビアの2王朝として抗争を続けた。こうした中で,1830年代から,セルビアは近代国家としての基礎である議会制や政党制の確立に向けて歩みはじめる。…
※「カラジョルジェビッチ,P.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」