カリスマ的共同体(読み)かりすまてききょうどうたい

世界大百科事典(旧版)内のカリスマ的共同体の言及

【カリスマ】より

…広い意味ではカリスマとは,特定の人物に宿っているとみなされる非日常的な天与の資質を指す包括的な概念である。この超自然的・超人間的な非凡の才能を発揮するカリスマ的人物は,神から遣わされた指導者,あるいは仰ぐべき優れた指導者として帰依者に評価され,こうして宗団または従士団の形をとる情緒的なカリスマ的共同体ができる。もともとカリスマは,宇宙に遍在する神秘的・超自然的な非人格的威力を指すマナmanaというメラネシア原住民の観念や,É.デュルケーム以来の宗教学的な〈聖〉の概念とも,内容的に共通する点の多い概念であった。…

※「カリスマ的共同体」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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