世界大百科事典(旧版)内のカリーナ,A.の言及
【気狂いピエロ】より
…愛,憎しみ,暴力,アクション,死,ひと口にいえば,感動だ〉と語る。《小さな兵隊》(1960)から《メイド・イン・USA》(1966)まで7本におよぶゴダールとその〈永遠のヒロイン〉であったアンナ・カリーナとの〈愛の映画〉の頂点でもあり,ゴダールはナボコフの小説《マルゴ》とライオネル・ホワイトの犯罪小説《妄執》を下敷きにしてプロットを組み立て,パリから南フランスへ下る男(ジャン・ポール・ベルモンド)と女(アンナ・カリーナ)を主人公にした冒険映画の装いをもつ〈華麗なメロドラマ〉に仕立て上げた。【山田 宏一】。…
※「カリーナ,A.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」