世界大百科事典(旧版)内のカルビン,J.の言及
【カルバン】より
…フランス出身の宗教改革者。姓はもとコーバンCauvin,当時の教養人の例にならってラテン語化してカルウィヌスCalvinus,さらにフランス読みにしてカルバンという。
[生涯]
ピカルディーの中産階級の出。若年でパリ大学に入り,オルレアン,ブールジュの大学で法学と人文主義の学問を修めた。ルターの書物から感化を受けたが,宗教改革への決断は久しくためらっていた。回心を経験して福音主義者のうちに身を投じ,古典学者としての道を捨て,フランス宗教改革の地下活動に服務しながら,主著《キリスト教綱要》を書く。…
※「カルビン,J.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」