世界大百科事典(旧版)内のカルマ・ミーマーンサーの言及
【ベーダーンタ学派】より
…ベーダ聖典の解釈学的・体系的研究は,〈ミーマーンサー〉(考究)と呼ばれ,ベーダ聖典の知識部に関する研究はベーダーンタ・ミーマーンサーなどといわれ,ベーダーンタ学派へと展開する。ベーダ聖典の祭事部の研究であるカルマ(祭事)・ミーマーンサーはミーマーンサー学派へと展開するが,両学派の学問は相補関係にあり,相合して正統バラモン哲学の総体を成し,後代においては鋭く対立するにいたるとはいえ,少なくとも初期の諸学者は両学問を兼学していたと推定される。 両者の共通点は,ブラフマンを知るための根拠はベーダ聖典のみとする,聖典および語に関する見解にある。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」