世界大百科事典(旧版)内のカルマー,J.H.C.の言及
【プロイセン一般ラント法】より
…1780年フリードリヒ2世(大王)の命により,従来の継受ローマ法(ローマ法の継受)の適用を排し,新たに理性とラントの事情に適合し補充的効力をもつ一般法典をつくる目的で,法典編纂事業が開始された。その推進力となったのは,カルマーJohann Heinrich Casimir Carmer(1720‐1801)やスバレツCarl Gottlieb Svarez(1746‐98)らの啓蒙司法官僚である。1791年には,その成果として〈プロイセン一般法典Allgemeines Gesetzbuch für die preussischen Staaten〉(AGB)が完成したが,フランス革命の過激化とともに,この法典を危険視する反動勢力の陰謀により,その施行は無期延期となった。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」