世界大百科事典(旧版)内のカロチン血症の言及
【黄疸】より
…皮膚,粘膜の黄染は,太陽光線によって比較的明るい場所で確かめる。ビリルビン以外の物質によって皮膚黄染を起こすものに,ミカン,ニンジン,トマトなどを大量摂取したときの柑皮症,あるいはカロチン血症があり,またルチン,アテブリンなどの色素によっても手のひら,足のうらが黄染することがある。したがって,黄疸の診断を確定するためには,血清ビリルビンを測定して,その増加を確かめる必要がある。…
※「カロチン血症」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」