世界大百科事典(旧版)内のカワタケの言及
【淡水藻】より
… 淡水藻の中には食用として利用されるものがある。おもなものにタンパク質を多量に含み栄養価の高い緑藻のクロレラとラン藻のスピルリナ,美味で干しノリまたはあえ物や吸物などの具として珍重される緑藻のカワノリ,ラン藻のスイゼンジノリとカワタケNostoc verrucosum (L.) Vaucher,中国料理に使われるハッサイ(髪菜)Nostoc commune Vaucher var.flagelliformis (Burk.et Curt) Bornet et Flach.などがある。とくにクロレラとスピルリナは光合成による高い生産性を示すので食品として注目を集め,すでに人工養殖が企業化されている。…
【ネンジュモ(念珠藻)】より
…種類数が多く,生育場所も山間の渓流,小川,温泉および庭先などいろいろである。食用となる種類も少なくなく,代表的なものに,加茂川苔(のり)や姉川くらげの俗称で呼ばれるカワタケN.verrucosum (L.) Vauch.,およびイシクラゲN.commune Vauch.,さらに中華料理で珍重されるハッサイ(髪菜)N.commune Vauch.var.flagelliforme (Berk.et Curt.) Born.et Flah.などがある。【千原 光雄】。…
【コウタケ(皮茸)】より
…担子菌類イボタケ科のキノコ(イラスト)。かさの裏に剛毛状の針が密生しているのを野獣の毛皮と連想してカワタケ(皮茸)と名づけられ,それがなまってコウタケとなった。香茸はシイタケにあてられた名で本種を指すものではない。…
※「カワタケ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」