カンデリラ蠟(読み)かんでりらろう

世界大百科事典(旧版)内のカンデリラ蠟の言及

【蠟】より

…ミリシルアルコールとセロチン酸のエステルが主成分で,融点が78~84℃と蠟としては最も高く,つや出し剤として重用される。北アメリカやメキシコに産するトウダイグサ科のPedilanthus pavonisEuphorbia antisyphiliticaから得られるカンデリラ蠟candelilla waxも商品化されていて,ろうそく,レコード,電線被覆材料,つや出し用に用いられる。そのほか,シュロの表面をおおって分泌するパーム蠟,サトウキビの茎中に存在し,砂糖工業の副産物として得られるカンショ蠟,アメリカ南西部,メキシコ北部に産するツゲ科のSimmondsia californicaの種子から得られるホホバ蠟jojoba wax(ジョジョバ油ともいい,油状の蠟),モチノキ科,ヤマグルマ科植物の樹皮を腐敗させ砕いて得るとりもちがある。…

※「カンデリラ蠟」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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