世界大百科事典(旧版)内のカントビクの言及
【商業】より
…ライン,ロアール両河にはさまれた地域とイングランドとの商業関係はすでに7,8世紀において緊密であったことが指摘されている。カントビク,ドレスタットがその中心であり,毛織物,毛皮,奴隷,穀物,塩,南方のブドウ酒などが取引された。この交易は9,10世紀にノルマン人の侵攻により一時混乱したが,やがて前述した農業生産力の増大と相まって,北海・バルト海商業圏が形成され,イングランド,スカンジナビア,さらに東方のスラブ地域が密接に結びつけられるようになった。…
※「カントビク」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」