世界大百科事典(旧版)内のカンメラー,P.の言及
【獲得形質】より
…1903年W.L.ヨハンセンにより純系説が提出されると否定派の方が有力となっていくが,なお実験的に肯定的証拠を提出する研究者がみられた。その中でも有名なのがカンメラーP.Kammererであり,彼によるサンショウウオの色彩・斑紋変化に関する研究である(1913)。しかし,その後,これらの証拠は実験的誤りに基づくものか,他の解釈可能なものとして扱われた。…
【ラマルキズム】より
…アメリカの古生物学者ハイアットA.Hyatt,E.D.コープ,H.F.オズボーンはラマルク派にかぞえられる。20世紀にオーストリアのカンメラーP.Kammererはサンショウウオやサンバガエルで獲得形質遺伝の実験をしたが,作為あるなどの非難を受け自殺した。ソ連のT.D.ルイセンコの遺伝学説もラマルキズムとされる。…
※「カンメラー,P.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」