カージン,V.V.(読み)かーじん

世界大百科事典(旧版)内のカージン,V.V.の言及

【プロレタリア文学】より

…プロレタリアートの階級的自覚の高まりとともに,その思想,感情,生活の表現を目ざした文学潮流。
[世界]
 ドイツの労働者詩人ウェールト,《インターナショナル》の作詞者ポティエEugène Pottier(1816‐87)らが源流と目される。20世紀初頭のロシア革命の中で,ブルジョア文学に対立するものとしてその概念が明確化され,1905年レーニンは《党の組織と党の文学》で,〈プロレタリアートと公然と結びついた文学〉の必要を強調した。…

【プロレトクリト】より

…実践面では〈芸術と労働生活の融合〉といった目標もかかげられ,いくぶんか偏向も見られたらしい。1920年のレーニンの批判,ボグダーノフの転身後,その文芸理論は創造性を失い,カージンVasilii Vasil’evich Kazin(1898‐1981)やアレクサンドロフスキーVasilii Dmitrievich Aleksandrovskii(1897‐1934)など,ここに拠って世界革命,工場,鋼鉄を歌いあげていたプロレタリア詩人の多くも,別に〈鍛冶場Kuznitsa〉グループを結成することになる。【江川 卓】。…

※「カージン,V.V.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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