世界大百科事典(旧版)内のカーペットバッガーの言及
【南部再建】より
…しかし,議会による急進的再建政策が大統領の拒否をのりこえ,67年再建法成立によって黒人に参政権が与えられ,大量の黒人が政治の領域に進出した。 これらの再建政策が,南部の白人と黒人との間の人種間の,南部と北部との地域間の,そしてカーペットバッガー(利権を求めてかばん一つで北部からやってきた一旗組の政治家たち=共和党)とブルボン(南部保守派白人指導者たち=民主党)の対立に代表される政党間の錯綜した利害を絡み込んで展開された。また同時に,クー・クラックス・クランに代表されるテロリズムと暴力が横行したこともあって,この時期は合衆国史における〈憎しみの時代〉もしくは〈悲劇の時代〉と呼ばれる。…
※「カーペットバッガー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」