世界大百科事典(旧版)内の《カーミラ》の言及
【吸血鬼】より
…男たらし,妖婦をバンプvamp(バンパイアの略)と呼びならわすゆえんである。中でもレ・ファニュの《カーミラ》(1872)は,恐怖美に満ちた女吸血鬼をめざましく描いた作品である。一方,1897年にはストーカーの《吸血鬼ドラキュラ》が出て,吸血鬼はロマン主義的な孤独で〈高貴な旅人〉としてふたたび男性化される(ドラキュラ)。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」