カーンスーフ(読み)かーんすーふ

世界大百科事典(旧版)内のカーンスーフの言及

【イエメン】より

…しかしエジプト・シリアでマムルーク朝がアイユーブ朝に代わったのと同じように,イエメンでもマムルークがアイユーブ朝の支配権を奪い,ザビードに都してラスール朝を開いた。南のアデンに興ったターヒルṬāhir朝(1446‐1516)は,ラスール朝を滅ぼしてイエメンの大部分を支配したが,マムルーク朝のスルタン,カーンスーフQānsūḥの遠征によって滅び,メッカのシャリーフ(ハサン家の長)がイエメン総督に任命された。しかし翌1517年,マムルーク朝がオスマン帝国によって滅ぼされると,イエメン総督はオスマン帝国への臣従を誓った。…

※「カーンスーフ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

《料理されるためにまないたにのせられた魚の意から》相手のなすに任せるより方法のない運命のたとえ。まないたの鯉こい。[類語]俎板まないたの鯉こい・薬缶やかんで茹ゆでた蛸たこのよう・手も足も出ない...

俎上の魚の用語解説を読む