世界大百科事典(旧版)内のガスコールの言及
【バイオマス】より
… その後78年末からの第2次石油ショックを契機に,世界各国でバイオマス利用に関する研究が盛んに行われ,日本でもコアラの食樹として知られるユーカリの葉から採った油が,ガソリンの代替物として自動車の燃料となることが立証された(1979‐80)。 酒造りと同じ発酵法で,サトウキビやキャッサバからアルコールを得,ガソリンに混合するガソホールgasohol(ガスホール,ガスコール,ガソールともいう)の研究も盛んで,ブラジルやアメリカではすでに一部実用化されており,アルコールだけで走る自動車もある。 とくにバイオマス利用に関心が深いのは,東南アジアやアフリカの非産油開発途上国で,石油購入の外貨が不足するために,バイオマス利用のエネルギー開発が急務となっている。…
※「ガスコール」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」