世界大百科事典(旧版)内のガッツァニーガ,M.S.の言及
【神経心理学】より
…19世紀から20世紀初頭は局在論全盛の時代であったが,20世紀に入ってからは局在論に対して全体論からの厳しい批判が行われた。しかし,1962年に至り,ゲシュウィントN.Geschwindらによる離断症候群の発見があって以来,スペリーR.W.Sperry,ガッツァニーガM.S.Gazzanigaらによって局在論が見直され,再び全盛時代を迎えている。しかし,脳の局在障害による症状は直ちに脳のその場所の局在症状のみを表すものではなく,関連する脳の他の部位の機能障害とこれらの障害に対する代償作用を含むものである。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」