世界大百科事典(旧版)内のガマカの言及
【音階】より
…しかし,絶対音高が安定しなくとも,音階を認めることができる。また南インドのラーガでは,ガマカgamakaという装飾的旋律が常に2音間を往復振動しているような場合や,通常倚音や前打音と考えられるような音高の上下動がある場合も,ラーガを構成する各音の本質的な要素として含めていることもある。ラーガは音階と同じではないが,関連の深い概念なので注目しなければならない。…
【ラーガ】より
…各音の使用頻度によって,ラーガの性格は,とくに緩い楽曲において大いに特徴づけられる。(4)装飾音 総称してガマカgamakaと呼ばれるもので,音符の特徴ある細かい動きをいう。これらは多くの種類に分けられるが,そのうちのどの装飾音を主として取り入れるかも,ラーガの個性を決定する要素となる。…
※「ガマカ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」