キッチェン舵(読み)きっちぇんかじ

世界大百科事典(旧版)内のキッチェン舵の言及

【舵】より

…また,ふつうの釣合舵を主舵とし,その後端に小さな副舵を設け,副舵に作用する力で主舵を回転させて操舵機の馬力を小さくする形式の舵をフレットナー舵という。以上の舵は,いずれも舵板に働く揚力を回頭力として利用するものであるが,このほかスクリュープロペラ後流の噴出方向を操作して回頭力を得る舵として,スクリュープロペラを円筒状ノズル内に収め,ノズルを鉛直軸のまわりに回転させて推進力の方向を変えるコルトノズル舵,2個の半円形の筒でスクリュープロペラを囲み,これらの筒の開閉とその方向変換で船に推進力または回頭力を与えるキッチェン舵などがある。
[操舵装置steering engine]
 もっとも簡単な操舵方法は,舵軸の上部に取り付けられた舵柄を,直接人間の手で操作することであるが,ごく小型の船にしか適用できない。…

※「キッチェン舵」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む