世界大百科事典(旧版)内のキトマーンの言及
【シーア派】より
…宗教法では,巡礼先などでの一時婚ムトアmut‘aが認められる。また迫害のもとでの信仰擬装(キトマーンkitmān,タキーヤtaqīya)を認める。スンナ派【加賀谷 寛】。…
【タキーヤ】より
…〈恐れ〉〈警戒〉を意味するアラビア語であるが,イスラムの用語としてはキトマーンkitmān,すなわち〈危害を加えられる恐れのある場合に意図的に信仰を隠すこと〉の意味に用いられる。最初にタキーヤを認めたのは,ハワーリジュ派の一派のイバード派であったが,のちシーア派諸派によって継承発展させられた。…
※「キトマーン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」