世界大百科事典(旧版)内のキャナン,E.の言及
【国富論】より
…このような人気は,本書が経済的自由主義の古典であるだけでなく,ホッブズ,ロックのあとをついだ近代自由主義思想の古典であることによる。なおテキストとしては,イギリスの経済学者キャナンEdwin Cannan(1861‐1935)が精密な校注をした第5版によるキャナン版が最も権威あるものとされている。 封建社会が解体して,近代的個人がそれぞれに生活状態の改善を求めて努力するようになると,富の性質と原因についての理論的探求がはじまり,国王や領主も彼ら自身の立場から同じ問題に関心をもつようになる。…
※「キャナン,E.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」