…この呼吸樹の表面には毛細血管がはりめぐらされていて,筋肉の収縮によって肛門から海水を流入させ,呼吸樹の壁を通して酸素をとり入れている。呼吸樹の基部にはキュビエ管という白色の細いねばねばした管があり,敵からおそわれたときは肛門からだして相手の体にからませる。さらに腸や呼吸樹も体外にだし,その間に敵からのがれるが,放出した内臓の諸器官は2ヵ月ほどで再生する。…
※「キュビエ管」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...