キュレル,F.de(読み)きゅれる

世界大百科事典(旧版)内のキュレル,F.deの言及

【自由劇場】より

…パリのモンマルトルの一隅の小劇場での予約会員制の観客を前にした第1回公演で,ゾラ原作の《ジャック・ダムール》が空前の評判をとり,一躍自然主義演劇の中心となった。ついで,モンパルナス座からムニュー・プレジール座に移って一般公開にも踏み切り,G.deポルト・リッシュ(1849‐1930),E.ブリュー,F.deキュレル(1854‐1928),G.クルトリーヌ(1858‐1929),L.エニック(1851‐1935)などの劇作家を世に出し,L.トルストイの《闇の力》,H.イプセンの《幽霊》,G.ハウプトマンの《織工》など外国の近代劇でも成功を博した。その特徴は〈実人生の断片〉の舞台化という劇作家J.ジュリアン(1854‐1919)の主張を理論的支柱とし,書割りを排して実物の小道具を使い,観客と舞台との間に〈第四の壁〉を想定してときには観客に背を向けるという徹底した写実的演技演出にあった。…

※「キュレル,F.de」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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