世界大百科事典(旧版)内のキラードの言及
【利子】より
…当事者の一方が他方の損失を前提として利益を得る利子(リバー)は拒否するが,資本を委託して得られる商業による利潤(ムガーバナ)は許容している。こうしてイスラム世界において特異の発達をみた持分資本(キラード),すなわち商業資本の貸主と借主が利潤の一定割り前を持分として取得する協業形態が生まれた。しかし利子禁止の経済倫理は,会社財産に対する否定的な見解となって現れる。…
※「キラード」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」