世界大百科事典(旧版)内のギボン,J.H.の言及
【人工心肺】より
…その際,人工の肺臓(人工肺)ならびに心臓(人工心)を使用して,静脈血の酸素化と,全身の血液の循環を維持する必要があり,この目的に使われる装置を人工心肺という。動物の血液を機械によって酸素化する人工肺については,1937年にアメリカのギボンJ.H.Gibbon(1903‐ )によって世に紹介され,その後改良が重ねられて53年はじめてヒトの心臓の手術に使用されて成功をおさめた。人工心はポンプで,古くからローラー型ポンプが使用され,途中さまざまの構造のものが用いられたが,現在はローラー型が主として使用されている。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」