世界大百科事典(旧版)内のギルバート症候群の言及
【黄疸】より
…病因は肝臓のビリルビン‐グルクロン酸抱合にあずかる酵素(UDP‐グルコニルトランスフェラーゼ)の欠損による。体質性黄疸の成人型として,ギルバート症候群(肝細胞のビリルビン摂取障害と抱合障害),ズビン=ジョンソン症候群(ビリルビンの排出障害で肝臓が肉眼的に黒褐色を呈する),ローター症候群(肝細胞のビリルビンの摂取障害と排出障害)があげられるが,いずれも先天性の予後良好な疾患である。(3)肝性黄疸 肝性黄疸は肝細胞性によるもので,黄疸のもっとも多い原因である。…
※「ギルバート症候群」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」