世界大百科事典(旧版)内のギーザの大ピラミッドの言及
【ピラミッド】より
…現在は塔状に崩壊),建造中に勾配を変更(当初の54度31分13秒から高さ49.07mで43度21分へ)したダハシュール南の〈屈折ピラミッド〉(底辺188.6m,高さ101.15m),当初の計画どおり完成された最初の方錐形ピラミッドであるダハシュール北の〈赤色ピラミッド〉(底辺219.28m,高さ104.42m,勾配43度36分11秒)の3基のピラミッドの建造により真正のピラミッド形式を創出,同時に葬祭殿も東側に移し,〈ピラミッド複合体〉の原型をつくり上げる。 ピラミッド建築の頂点は次王クフ王の〈ギーザの大ピラミッド〉で(図2),最大規模を誇る(底辺230m,高さ144.6m,勾配51度52分,容積約260万m3。平均2.5tの石材約270万~280万個を積み上げたと計算される)とともに石積み技術も最高水準にある(例えば底辺の長さの誤差20cm,方位の誤差1分57秒~5分30秒など)。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」