世界大百科事典(旧版)内のクアディ族の言及
【ローマ】より
…ブリタニアではスコットランドが放棄され,国境に〈ハドリアヌスの壁〉(122‐127),次いでさらに前進した線に〈アントニヌスの城壁〉(142‐143)がつくられた。北部ではドナウ諸属州にマルコマンニ族,クアディ族らのゲルマン人が侵入し北イタリアにまで達した。マルクス・アウレリウスはこれと戦い,カルパティア,ベーメン山地帯まで国境を押し戻す計画を立てたが,コンモドゥスはこの計画を放棄した。…
※「クアディ族」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」