世界大百科事典(旧版)内のクチベニスイセンの言及
【スイセン(水仙)】より
…中国では古くシルクロードをへて,唐代以前に伝わったと推定される。記録に最も古く現れたスイセンは,今から約2000年以前のギリシア人居住者によって作られたと思われるエジプトで発見された花輪のフサザキスイセンと,古代ギリシア時代の詩に現れる紅色または紅覆輪の副花冠のクチベニスイセンN.poeticus L.(イラスト)である。この2種のほかに野生種のおもなものには,副花冠の長いラッパズイセンN.pseudo‐narcissus L.(イラスト),花被が180゜そり返るナルキッスス・キクラミネウスN.cyclamineus DC.,花がうつむいて咲き花被片のそり返るナルキッスス・トリアンドルスN.triandrus L.,葉が円柱形のキズイセンN.jonquilla L.,副花冠が漏斗状のナルキッスス・ブルボコディウムN.bulbocodium L.などがある。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」