クッバ(読み)くっば

世界大百科事典(旧版)内のクッバの言及

【イスラム美術】より

…建築的には,マドラサや下記のキャラバンサライと同様な構成をとる。(4)墓廟(クッバqubba,グンバドgunbad,テュルベtürbe,マシュハドmashhad) 方形の墓室にドームや円錐形の屋根を架けたタイプと,円筒形ないし多角形プランの高塔の形式をとるタイプに大別される。(5)宮殿(カスルqaṣr,サライsarāy) 中央に池や噴水などを設けた中庭の周囲に公私の居室を配置したものを基本的単位として,これを多様に組み合わせた例が多い。…

【墓】より

…また祈禱(ドゥアー)を捧げて安産・幸せを祈る婦人も多い。参詣者(ザーイル)が多くなると,墓石の上に丸天井のある建築(クッバ,グンバド)が建てられ,周辺に墓地が形成された。聖者の近くに埋葬されることで,死後,聖者の仲介が求められるからである。…

※「クッバ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android