世界大百科事典(旧版)内のクラプトン,E.の言及
【レゲエ】より
…ボブ・マーリーBob Marley(1945‐81)を中心としたザ・ウェーラーズThe Wailers(のちにボブ・マーリー・アンド・ザ・ウェーラーズ)のアルバム《キャッチ・ア・ファイアCatch A Fire》が作られた72年をもって,レゲエが一定の音楽的成熟に達した年とみてよいだろう。そのころにはアメリカのポピュラー音楽にもレゲエの影響を取り入れたものが現れ始め,イギリスのロック・ギター奏者エリック・クラプトンEric Clapton(1945‐ )がマーリーの作品《アイ・ショット・ザ・シェリフI Shot The Sheriff》を取り上げたのがきっかけとなって,アメリカとヨーロッパでのマーリーの人気が急上昇し,レゲエは国際的に注目されるようになった。ロンドンにジャマイカ人移民が増加したこともあって,70年代後半からイギリスを本拠とするレゲエ・ミュージシャンも続出した。…
【ロック】より
…(2)ブルース・ロックblues rock 1960年代なかば,イギリス,アメリカ両方で,本来は黒人音楽だったブルースを,好んで演奏する白人ギタリストが人気を集めた。イギリスのエリック・クラプトンEric Clapton(1945‐ )がその好例で,彼を中心にした3人組クリームThe Creamは,わずか2年の活動ののち68年に解散したが,イギリスのロック史に不滅の足跡を残した。同じころアメリカで人気の高かったブルース・ロックのバンドに,ポール・バタフィールド・ブルース・バンドThe Paul Butterfield Blues Bandがあった。…
※「クラプトン,E.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」