クラル(読み)くらる

世界大百科事典(旧版)内のクラルの言及

【クリルタイ】より

…モンゴル帝国の最高決議機関,西アジア文献に見える語。モンゴル側記録にはクリルタKhuriltaまたはクリルKhuril,クラルKhuralとある。モンゴル高原の遊牧諸族は古来,氏族・部族の長,国の君長などを,同族の者や有力者が参加する集会において選出する習慣をもっていた。…

【インド文学】より

…サンガム文学の成立に続く2,3世紀の間,南インドでは仏教とジャイナ教が栄え,倫理的宗教的傾向のある作品が比較的多く作られた。古典タミル文化の象徴とされる箴言集《クラル》(5世紀ころ)がティルバッルバルによって,女性を主人公とするタミル独自の叙事詩《シラパディハーラム》(5世紀中葉?)と《マニメーハライ》(5世紀後半?)が,思想的にジャイナ教に近いイランゴー・アディハルと仏教徒サータナールCāttaārによって,それぞれ完成された。6世紀になると仏教とジャイナ教は衰退し,代わってシバ教とビシュヌ教が民衆の間に広まった。…

【カンバン】より

…アーリヤ文化の南インドへの浸透が最高潮に達したチョーラ王朝のころに活躍した。彼の作品は,サンスクリットの叙事詩《ラーマーヤナ》(バールミーキ作)をモデルとしているが,それの単なる翻訳にとどまらず,サンガム文学の抒情的性格,箴言集〈クラルKural〉の高い倫理性,ナーヤナールやアールワールの宗教的情熱を受け継いだタミル長編文学の最高傑作となっている。《ラーマの降臨》は,また《カンバンのラーマーヤナKamparāmāyaṇa》とも呼ばれる。…

【ティルバッルバル】より

…南インド,タミル文学の代表的古典《クラルKural》の著者。5世紀ころの人。…

※「クラル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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